YouTubeを利用していると、自分が検索した覚えのない履歴が表示されることがあります。
これにはさまざまな原因が考えられ、場合によっては不正アクセスや他人との共有アカウントが原因かもしれません。
本記事では、そのような覚えのないYouTube検索履歴の主な原因と、その対処方法について詳しく解説します。これを読んで不安を解消し、安心してYouTubeを利用できるようにしましょう。
覚えのない『YouTube』検索履歴の主な原因
YouTubeに覚えのない検索履歴が表示される理由には、いくつかの主な原因が考えられます。これらの原因を理解することで、不安を軽減し、適切に対処できるようになります。
他のデバイスからのアクセス
YouTubeアカウントは複数のデバイスでログイン可能です。そのため、自宅のパソコンやスマートフォン以外にも、職場や学校などの他のデバイスからログインされていると、他の人があなたのアカウントで検索を行った結果が履歴に残ることがあります。
特に、自分のアカウント情報を入力してログインした後、他のデバイスからサインアウトを忘れると、他の人がアカウントを使用することができます。
家族や友人とのアカウント共有
家族や友人とYouTubeアカウントを共有している場合、その人たちが行った検索があなたの履歴に残ります。
YouTubeは一つのGoogleアカウントで複数のデバイスやブラウザからアクセスできるため、無意識に他の人があなたのアカウントで検索を行っている可能性があります。
不正アクセスやアカウントの乗っ取り
もっとも懸念されるのが、不正アクセスやアカウントの乗っ取りです。誰かがあなたのGoogleアカウントに不正にアクセスし、あなたの許可なくYouTubeを利用している可能性があります。
この場合、他のデバイスから見覚えのない検索履歴が残るだけでなく、他のオンラインアクティビティにも影響を与える可能性があります。
ブラウザやアプリのキャッシュの影響
一部のケースでは、YouTubeのキャッシュ(ブラウザやアプリの一時的なデータ)が原因で、実際には検索していない履歴が残ることがあります。これにより、古いデータや別のユーザーが使用したデータが表示されることがあるため、不自然な履歴が出てくることがあります。
YouTubeの検索履歴を確認・削除する方法
覚えのない検索履歴が表示された場合、まず履歴を確認し、不要な履歴を削除することで問題を解決できます。以下では、パソコンやスマホアプリでの確認・削除方法を解説します。
パソコンでの確認・削除方法
- YouTubeのホームページにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
- 画面左側のメニューから「履歴」を選択します。
- 「検索履歴」タブで、覚えのない検索を確認し、削除したい項目にカーソルを合わせ「×」ボタンを押して削除します。
スマホアプリでの確認・削除方法
- YouTubeアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップします。
- 「設定」から「履歴とプライバシー」を選びます。
- 「検索履歴の管理」をタップし、削除したい項目を確認してから個別に削除します。
検索履歴全体を一括削除する方法
- YouTubeの「設定」メニューにアクセスします。
- 「履歴とプライバシー」の項目から「すべての検索履歴を削除」を選択します。
- 確認画面が表示されたら「削除」を選んで完了です。
検索履歴が残らないようにする方法
検索履歴が残るのを避けたい場合には、いくつかの対策を取ることができます。これにより、プライバシーを守りながらYouTubeを利用することが可能です。
シークレットモードの利用
シークレットモード(プライベートブラウジング)を利用すると、YouTubeの検索履歴や閲覧履歴が保存されません。シークレットモードは通常のブラウザに搭載されている機能で、YouTubeアプリにもあります。
シークレットモードを有効にすると、アカウントに履歴が残らず、一時的にプライベートな視聴ができます。
YouTubeの履歴保存設定をオフにする
YouTubeには履歴の保存をオフにする設定もあります。これにより、今後の検索履歴や視聴履歴が自動で保存されなくなります。
- YouTubeの「設定」にアクセスします。
- 「履歴とプライバシー」の項目で「検索履歴を一時停止」を選択します。
- これにより、検索履歴が保存されることはなくなります。
不正アクセスへの対処方法
もし不正アクセスが疑われる場合は、速やかに対処することが重要です。以下の方法でアカウントのセキュリティを強化しましょう。
パスワードの変更
不正アクセスが疑われる場合、まずはパスワードを変更することが最も効果的です。強力なパスワードを設定し、定期的に更新することでセキュリティを保ちましょう。
- Googleアカウントにログインし、「セキュリティ」の項目から「パスワードの変更」を選択します。
- 新しいパスワードを設定し、アカウントを保護します。
2段階認証の設定
2段階認証を設定することで、パスワードに加えて追加のセキュリティ手段を導入できます。これにより、第三者があなたのアカウントにアクセスするリスクを減らすことができます。
- Googleアカウントの「セキュリティ」メニューから「2段階認証プロセス」を選択します。
- スマホなどの認証手段を設定し、セキュリティを強化します。
アカウントのアクティビティを確認
Googleアカウントには、過去にどのデバイスや場所からアクセスされたかを確認する機能があります。この機能を使って、不正アクセスの有無をチェックしましょう。
- Googleアカウントの「セキュリティ」メニューにアクセスします。
- 「デバイスの管理」で、過去のアクセス履歴や不審なアクティビティがないか確認します。
まとめ
YouTubeの検索履歴に覚えのないものが表示される原因は、他のデバイスからのアクセス、家族や友人とのアカウント共有、不正アクセス、そしてシステムの誤作動など多岐にわたります。
この記事で紹介した対処法を実践することで、これらの問題を解消し、安全にYouTubeを楽しむことができるでしょう。
常にアカウントのセキュリティを強化し、定期的に履歴を確認することが、安心してインターネットを利用するための鍵となります。